無痛分娩のはずが喉が枯れるまで叫んだ
こんにちは!「Own Time Lab」ライフハック研究家のななせです。
前回の記事『自尊心の崩壊を食い止める。無痛分娩の『不潔感』という静かな絶望から私を救ったアイテム#出産体験記』でお話しした通り、私の出産は1週間にも及ぶ長期戦でした。
無痛分娩はどうだったか。結論から言うと、最新の医療を頼りに万全を期したはずが、最後は喉が枯れるまで叫び、這うようにして分娩室を出ることになりました。
今回は、最新の医療に頼ったはずの私の生々しい経過を書き残します。
いきむタイミングが分からない
私の病院は、完全無痛ではなく痛みを緩和する「和痛」スタイルでした。促進剤を使い、汗をかくほどの辛い陣痛を感じたタイミングで麻酔を導入します。
痛みが引いて安堵したのも束の間、別の問題が発生しました。 陣痛の波は来ているはずなのに、自分がいきむタイミングが全く分からないのです。
次第に麻酔が効きすぎて陣痛が遠のいてしまい、結局、お産は完全に停滞してしまいました。
帝王切開か、それとも。最後の賭け
予定日を1週間過ぎる目前、帝王切開にするかどうかのタイムリミットが近づいていました。
「頑張っている我が子を早く出してあげたい」。そして「先生や助産師さんがここまで尽くしてくれた結果なら、帝王切開になっても受け入れよう」。
そんな覚悟を決めた時、我が子が少しずつ下に下がってきました。
先生から提案されたのは、「麻酔を一旦止めて、自力でいきむ」という、帝王切開に切り替える前の最後のチャンスでした。
麻酔が切れていく時の、あの血の気が引くような恐怖。そこから押し寄せてきたのは、剥き出しの陣痛でした。
事前に練習した呼吸法なんてどこかへ飛んでしまい、私はただ絶叫し続けていました。 なんとか頭が見え、鉗子で引き出すタイミングで再び麻酔を導入。
正直、出産した瞬間が痛かったのかどうか、混乱していて覚えていません。ただ、産声が聞こえたとき、「よかった、生まれた……」と安堵して号泣したことだけは、鮮明に覚えています。
差し入れは「ゼリー飲料」であるべき
お見舞いでもらったクッキーなどもありましたが、喉が焼けるような状況では、水分を奪われるお菓子は食べる気になれません。
それに、ゴミ箱にお菓子の袋が溜まっていくのを見て、「この人、お産中にお菓子めっちゃ食べるじゃん」って思われるのも、なんだか恥ずかしくて。
その点、ゼリー飲料は完璧でした。甘くて満足感があるのに、水分もカロリーも一気に摂れる。ゴミもかさばらない。
私は1日に2個ペースで必死に飲み干していました。病院の自販機には意外と売っていないので、自力で持っていくことを強くおすすめします。
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「無痛分娩」を経験して思うこと
これだけ絶叫したと書くと、もう二度と選ばないと思うかもしれません。 帝王切開にならず無事に我が子が生まれたから言えることではありますが、それでも私は、自分のために無痛を選んでよかったと思っています。
「全治数ヶ月の重傷レベル」を負うと分かっていて、そこに練習もなしにぶっつけ本番で飛び込んでいく。これって、普通に考えたら正気の沙汰ではありません。
情報社会だからこそ、どれだけ痛いかの知識は嫌でも入ってくるのに、練習もできないし、誰も代わってくれない。
もし、誰かと痛みを分け合える世界なら、自然分娩も受け入れられたかもしれません。 でも、あの場所で痛みを負うのは私一人だけです。
最後は叫ぶことになったけれど、あの「痛くない自分」を想像できた時間があったから、私は出産当日まで心を折らずに頑張れました。
出産に「これを選べば正解」というものはありません。 自然分娩でも、無痛でも、帝王切開でも。 あなたが自分で納得して選んだ道なら、それが一番の正解です。
未知の恐怖に立ち向かおうとしている自分を、どうかたくさん褒めてあげてくださいね。
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